古典のSF小説を読む
2010年宇宙の旅を読み終わった。映画で有名な2001年宇宙の旅の続編だ。
この後も2作続くので、計4作ということになる。
読み始めるまでは全く知らなかった事実だ。HALの存在は知っていたが原作小説で読むとだいぶ印象が違う。
想像していたよりもよっぽど人間ぽさを感じる。このあたりは現在のAIでも届かない領域だろう。
古典と言われる作品なので訳に古さは感じるが、古典にしては読みやすい方。
寝る前に読んでいたが、5日くらいで読み終わったかな?自分としてはなかなか早いペース。
それほど長編でないのもよいね。クラークの作品は。むしろ古典に通づるものなのかもしれないが。
さてさて次は何を読もうか。宇宙戦争をダウンロード済みなんだけれど、触りを読んだ感じではイマイチな印象。
もうちょっと舞台は現代よりというか未来よりの設定が好みなんだろう自分は。
19世紀に火星人到来と言われてもイマイチ深刻さを想起できない。自分のイマジネーションが足りないだけなんだろうけど。
SF小説は最初の設定や舞台説明をいかにクリアするかにかかっていると思う。
最初で挫折する人はけっこう多いだろう。自分も何作品もそういう経験がある。
でも一度挫折した小説でも数年後に読んでみると意外とすんなり物語に入り込めたりもする。
このあたりの感覚は面白いね。その時の自分の興味とかコンディションによるのだろうけど。
さて、次はどの作品を読もうか。2010年の続編を読んでもいいのだが、Amazonのレビューをみるとそこまで続編的な内容というわけでもないみたいで。
クラークの違う作品か別の古典SFに手を出してみようかと考えている。
古典SF小説の世界はまだまだ深みがありそうなので、じっくりと楽しんでいきたい。
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